2020年2月14日発表の新作
こちらが今回発表された新作の絵です。
少女がY字型のパチンコを上空に向かって発射し、「愛の花」とされる赤いバラの花びらが飛び散っているように見えますね。
これについて、バンクシーの公式インスタグラムは新作の写真だけを掲載しており、タイトルや説明文などは示していません。ブリストルはバンクシーの出身地とされており、他にも多くの作品を残しているようです!
この民家を所有するケリー・ウッドラフさんは英公共放送BBCに対し「とても幸せだ。大勢が作品を楽しみ、写真を撮っている」と述べ、興奮を隠せなかった模様です。
そもそも”バンクシー”って?
イギリスを拠点とする匿名のストリートアーティスト、政治活動家、そして映画監督。彼の風刺ストリートアートと破壊的なエピグラムは、独特のステンシル技法で実行された落書きとダークユーモアを組み合わせたものである。
彼の政治および社会批評の作品は、世界中のストリート、壁、および都市の橋梁に残されている。
引用:wikipedia
生年月日も公表されておらず、謎に包まれた存在です。まさに神出鬼没。世界中のどこかに現れ作品を残していく姿から、どこか神話チックに語られ世界中の人々を虜にしています。
彼の作風は、ステンシルアートと呼ばれる型紙を用いた技法を中心としています。町中の壁などに反資本主義や反権力など政治色が強い作品を残したり、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に無許可で作品を陳列するなどのパフォーマンスにより、「芸術テロリスト」と一部では称されています。
バンクシーの作品
赤い風船の少女
こちらはバンクシーの代表作と言われている作品です。この作品は見たことがある、という方が多いのではないでしょうか。
赤い風船が希望の象徴として描かれているそうす。
少女に身体検査を受ける兵士
兵士と少女の立場が逆転したかのようなこの作品は、イスラエルの抑圧への批判や皮肉、パレスチナの開放というメッセージが込められているといわれています。
泣いてる少年
こちらは、”いいね”や”コメント”がもらえずに泣いている少年を描いた作品です。
SNSに翻弄される現代社会を風刺した作品と言われています。この作品は私が一番お気に入りの作品であります。(笑)
最近日本では何かとSNSが中心の社会となっています。特に若い世代の方たちはSNSを中心に世界が動いているといっても過言ではないはずです。この作品は日本だけでなく、世界中でSNS中心の世界になっていること感じさせてくれる点が面白いと思い気に入りました。泣いているのが少年というところも、評価が得られず悲しむ様子を心が未熟だと揶揄しているようで好きです。(笑)
ただ、こちらの作品は、バンクーバーで活動するアーティストのものであり、バンクシーがフェイスブックでシェアしたことで話題になりました。
破壊された電話ボックス
まるで生き物のように血をしたたり流した電話ボックスです。
今ではほとんど使われることがなくなった公衆電話を生き物にたとえたこの作品は、見る人に対して様々な印象を与えます。
傘をさしたネズミ
こちらは、日本ではかなり有名でしょう!昨年東京で発見された傘をさしたネズミの作品です。
都はインスタグラムでバンクシーへメッセージを送り真贋を確認したそうですが、返答はありませんでした。そのため、この作品は「バンクシー作品らしきネズミの絵」を言われています。
みなさんの反応
https://twitter.com/Cure_HERMES/status/1228299300385411073?s=20
ワイドショー見てたら、バンクシーが壁に落書きをして、バンクシーからのバレンタインデーの贈り物ですね!ってニュースのあとに、「落書きをした自称芸術家が逮捕されました」ってやってて、その扱いの落差がアートだなって思いました
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) February 14, 2020
好きよバンクシー pic.twitter.com/rEAqb6rG2f
— つばさ (@x_xll283) February 15, 2020
みなさんバンクシーの作品を楽しんでいるようですね!
まとめ
バンクシーの作品は、様々なメッセージ性を含んでおり、また、作者自身が神出鬼没であり正体不明であるミステリアスなところから、世界中を魅了しています。
一般的には排除の対象であるストリートアートでありながら、バンクシーの作品はその芸術性の高さから保護・保存され、オークションでは高値で取引されています。
社会への批判や皮肉を含んだ作品は、素人である私ながらいろいろ想像してしまい、どこか引き込まれてしまいました。
一部では批判の声もあるパフォーマンスですが、作品を発表するたびに話題となる様子を見ると、世界中で歓迎されているように見えます。今後も素晴らしい作品を発表し、世界を盛り上げてほしいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!